アブラッシュスタッフのちょっとおもしろい話 vol.1 【ライオンギャッベのおはなし・1】ラマザン&須賀

アブラッシュスタッフのちょっとおもしろい話 vol.1 【ライオンギャッベのおはなし・1】ラマザン&須賀

【ライオンギャッベのおはなし・1】

 話す人:ラマザン&須賀

 

須賀 

こんにちは、アブラッシュの須賀です!

 

ラマザン

ラマザンです!

 

ラマザン&須賀

よろしくお願いします!!

 

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須賀   

今日はラマザンとライオンギャッベについて話していきたいと思います。

 

ラマザン 

まず、ギャッベが世界中に広がったきっかけはライオンギャッベのおかげです。

 

須賀

なんでですか?

 

ラマザン

だいたい1970年代、ヨーロッパとアメリカの有名なアートギャラリーでライオンギャッのイベントが開催されて、とても関心をもたれて世界中に広がりました。

 

須賀

そうなんですね!ギャッベが広がったのはライオンギャッベのおかげなんですね。

おもしろいですね!

 

ラマザン

もちろんギャッベはイランに何百年も前から作られてるものなんですけど、世界中に広まったのはちょっと遅かったですね。

広まったきっかけもライオンギャッベのおかげなんですね。

 

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 須賀

では、まず1枚目はヒョウですか?

 

ラマザン

ヒョウですね。ヒョウは私たちの言葉で「パルス」と言われます。「パルス」というのはペルシャという意味なんですよ。イランの昔の名前ですね。

パルス帝国、ペルシャ帝国という意味なのでヒョウからきてるんですよ。

 

須賀

なるほど~、ペルシャ帝国はヒョウ帝国みたいなものなんですかね。

 

ラマザン

そうそう。それぐらい大事な動物なんですよ。

 

須賀

う~ん、おもしろいですね!じゃあ、イランとヒョウはつながりが強いんですね。

 

ラマザン 

とても強いですね。

 

 ラマザン

こちらは、だいたいライオンもそうですけどオスの動物が多いんですよ。

 

須賀

そうなんですね。

 

ラマザン

たまにヒョウでメスがいます。

 

須賀   

ふ~ん。

 

ラマザン 

体の違いはあんまりないんですけど、メスの方がまつ毛が長くてもうちょっとかわいい顔をしていますね。

 

須賀

なるほど。じゃあ、これはオスですね。

 

ラマザン 

そうです、これはオスです。完全にオスです。

ヒョウは今でもイランの山の方で生きている動物なので、遊牧民たちが知ってて作ってるで立体的なものが多いんですよ。

いえば、想像じゃなくて知ってる動物なので、とてもヒョウらしいですね。

 

須賀

うん、うん。

 

ラマザン 

それも作る人で変わるんでね。こちらのヒョウはけっこうリアルな感じで。

顔と体のバランスがすごくいいんですけど、ほんとに作る人によって体が長かったり顔が大きかったり小さかったり、足が短かかったりするので。

 

須賀

それも味ですね。

 

ラマザン

それも味ですね。図面も無く作るので作る人によって変わりますね。

 

須賀

なるほど。

 

須賀

たとえば、このヒョウの柄なんですが。この丸い柄って何か意味があるんですか?

 

ラマザン

これが、幸運を祈るという願いですね!目の形をしてるので、悪い目が近づかない。守るという願いで作られるんですね。

 

須賀

魔除けみたいなかんじですかね?

 

ラマザン

そう魔除けですね!で、大きいので目の形をしているんですが小さくなると花畑ともいわれます。

 

須賀

点々がお花畑なんですね!

 

ラマザン

イランは遊牧民たちが山の方に住んでいるので、結構冬が大変なんですよ。ちょっと花が咲くと幸せが来るという願いがあるんで。

しっぽの方も見てもらったら、もうちょっと花の形になっていますね

 

須賀

すごいですね!ひとつのヒョウで3種類の柄が入ってるんですね!

 

ラマザン

そうですね。それも作る人のセンスなんですよ。

このヒョウはこんな柄が入ってるんですけど、別のヒョウだったら別の柄が入っている可能性がありますね。

 

須賀

おもしろいですね。

 

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 須賀

今、こうやって見ると赤系の色が多いな~って思うんですけど、これも何か意味があるんですか?

 

 ラマザン

だいたい、こちらのギャッベは40~60年ぐらい前に作られてるギャッベなんで。まあ、昔は赤が多かったんですね。

 

須賀

うん。

 

ラマザン

赤というのは茜(あかね)という花の根っこから染まる色なんで、遊牧民たちの手に入りやすい染料なんですよ。

 

須賀

なるほどね。

 

ラマザン

茜といえば、日本も茜ありますね。日本もけっこう茜で染めるんですよ。

 

須賀

そうなんですね。

 

ラマザン

イランの茜は日本と違って根っこが太いんで、もうちょっと染めやすいんですよ。

 

須賀

なるほど~。それで赤が多いんですね。

 

ラマザン

そう、赤が多いんです。ビンテージ、昔作られてる物がけっこう赤系が多いんですよ。あと、赤というのは温かみがある色なんで、いえば、縁起がいいですね!すごく。

 

須賀

イランの景色が、ちょっと色がないですもんね。

 

ラマザン

そうですね。砂漠はないんですけど、イランて素朴な国なんで、あんまり緑がなく、赤といってもホントに太陽の色ぐらいなんで。

 

須賀

うんうん。

 

ラマザン

それで、赤いものを作ると、住んでる所に赤があればすごく温かみが出るので。

 

須賀

たしかに。

 

ラマザン

いえば、縁起のいい色になりますね。

 

須賀

なるほど。そういう意味もあるんですね。

 

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アブラッシュスタッフのちょっとおもしろい話 vol.2に続く。

 

 

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